クリステンセンの状況志向から言えることを考える

イノベーション概念を中心として

2020年の2月より「クリステンセンの状況志向から言えることを考える」と題して勉強会を実施いたします。

参考文献としては「イノベーションのジレンマ」「イノベーションへの解」「ジョブ理論」です。この3冊の概論を抑えることを目指しますが、ポイントとなるのは状況を中心とした考え方です。クリステンセンの考え方は徹底して状況中心です。ジョブ理論はここから出てきたと言っても過言ではありません。

ただ、これはパラダイムシフトなので、以前のパラダイムのままこの文章を読んでもなんのことやらさっぱり分かりません。しかし、パラダイムが変わっていることが理解できてしまえば、当たり前のことを言っているようにしか感じません。この劇的とも言える転換がみなさんの中で起こることが理想です。

現状の枠組みとしては、もはや流行らないかもしれませんが、属性を中心とした考え方です。F1層であるとか、M2層であるといった年齢、性別などの属性は強力なパラダイムです。ただ、これはよくよく考えてみれば、年齢と性別が似通っていれば、置かれた状況も似ているということに過ぎません。

日本の場合、確かに属性で考えるのが分かりやすいですよね。新社会人はたいてい20代前半ですし、仕事を辞めてプラプラしているのは定年を迎えたおじいさんたちです。ただ、それは年齢を手掛かりに状況を考えるということをやっているわけです。状況を中心に据えてしまえば、いろいろと直接に状況における問題とその解決策としてのプロダクトを考えることができます。

そして、今後のプロダクトは売って終わりではなく、使用促進をしていく必要があります。その際に問題になるのは使用状況ですね。使用状況における問題とその解決策としてのアプリケーションがあるわけです。

そうすると、プロダクトとアプリケーションが同時に使用され、使用者の体験を生み出していることになります。使用者の体験を考えていくことはまさにカスタマージャーニー的ですね。すると、体験中心のビジネスのありようも見えてきます。

こういったビジネスの転換と、その枠組みといったことが今後、ビジネスでは重要になってくるわけですが、そもそもクリステンセンをしっかり理解していないとパラダイムの転換が分かりませんし、結局、「とにかく売れ!」に逆戻りになってしまいます。そうならないための勉強会でもあります。コンテンツは以下の予定です。

コンテンツ(予定)

  • 2月:アウトライン及びイノベーションのジレンマ
  • 3月:破壊的イノベーションを起こすアプローチ
  • 4月:状況志向と破壊的イノベーション
  • 5月:事業範囲の設定と組織の考え方
  • 6月:JTBDの考え方
  • 7月:JTBD中心の企業とは?
  • 基本的に第三土曜日の12時〜17時の間に実施予定です。初回は2/22(土)を予定しております。詳細はお申込みの方にご連絡差し上げます。

    料金は全6回でまとめてのお支払で6万円になります。今回はスカイプでの参加も可能ですが、会場でのご参加でも、スカイプでの参加でも料金は同じとさせていただきます。

    最低実施人数は5人と致します。5人集まらなければやりませんので、みなさまお誘いあわせの上、ご参加ください。実施場所は渋谷、新宿付近の予定です。なるべく交通の便の良い場所に致します。なお、会場をお貸しいただけるお申し出は歓迎いたしますので、ご連絡ください。皆様にお会いできることを楽しみにしております。

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