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マネジメント&ビジネスシステム
ビジネスシステムとは、ビジネスをやっていく上での「仕組み」を総合的に見た概念です。いわゆる業務プロセスもこの概念の中に入ります。ビジネスモデルとは、ちょっとずれると思いますけど、ポーターのバリューチェーンも近い考え方です。お客さんにサービスを提供するための仕組みです。
ビジネスシステムを動かしているのは社員です。社員のレベルに応じて、仕組み、ルールがあるんですね。すごくレベルの高い、最高の判断力を持つ社員さんが集まっていれば、決め事は最小限ですみます。逆に、判断を誤りがちだな、と思われる部分に関しては、しっかりとした約束事、仕組みを作るべきです。
もし、社員が成長したら、そのプロセスはどうなるでしょう?意外と無駄な決め事も出てきます。その決め事に従うよりはその都度判断したほうがいい、という状況になります。いわゆるビジネスシステムの効率化を極限まで推し進める企業は、毎年ビジネスシステム改善をして、コスト削減を実現しています。それは、従業員の成長にあわせて、ビジネスシステムを進化させるからでしょう。
ただ、社員を成長させたり、ビジネスシステムを組み替えたりしていくのは、リーダー、経営者にとっては大変な作業になります。そして、時に迷います。いわゆるベストプラクティスといわれるようなシステムを入れて、従業員の業務をそれにあてはめればいいのでは?と。ただ、私自身はこの考えで幸せになった企業を見たことはありません。
システムに人をあてはめると、人の成長という部分はどうなるでしょう?人の成長に伴って、上がるはずの効率が、一定の効率でストップしてしまうのではないでしょうか?投資と回収の視点のみで見れば、定められたシステムがあって、それを上回るパフォーマンスの人には、別の仕事をしてもらうとか、出て行ってもらうなどの考え方もあるでしょう。
ただ、それでは業務を効率化し続けていくことはできないし、働く人にとってハッピーな結末になるのでしょうか?ただ、粛々と同じビジネスシステムを回していけばいいんだ!という考え方もありえますが、それは会社の成長をもたらすのでしょうか?
当然、何が正解か?は場合によります。弊社は、御社とともに、御社のビジネスシステムを見つめ、あるべきシステムを組み上げて行くお手伝いができればと思っています。
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