ポーターの競争戦略を考える

SCPパラダイムを中心として

2018年の2月より「ポーターの競争戦略を考える」と題して勉強会を実施いたします。

当初はバリューチェーンを中心として、つまり参考文献としては1985年の「競争優位の戦略」をベースにやろうかと思いましたが、そもそもポーターのSCPパラダイムをベースとした分析の方が今やマイナーになりつつあり、それでいて学ぶことがたくさんあると思いましたので、1980年の「競争の戦略」をベースとしてそこから考えて行こうと思います

参加者の方が、ぜひバリューチェーンもやりたい!とご要望くださるのでしたら、半年ぐらいあけてバリューチェーンからシナリオプランニング、本社部門のハンズオンの考え方まで、ケイパビリティも取り込んだ上でのポーターの多角化等いわゆる全社戦略に対する考え方もやってみようとは思いますが、とりあえず今回はやりません。

内容としてはまず2月に概論的なことといわゆるポーターのファイブフォースモデルとそれに至る構造分析というコンセプトの考え方をやった上で、それが基本戦略にどうつながるか?を考えていきます。

そして、いわゆる競争業者、競合、買い手、サプライヤの分析の考え方をやっていきます。これはつまり業界定義の考え方でもあります。競合設定をしてサプライヤと買い手が設定できれば分析のベースが確定しますし、その上で実際の競合分析に入っていけるわけですからね。

そして、業界の分析と競争業者の分析を統合していきます。ここで戦略グループというコンセプトを考え、そのベースとなる戦略変数、ポーターの言葉だと「競争戦略のディメンジョン」ですが、これについても考えて行ければと思っています。

そして、実際に業界を分析する際の考え方に移ります。業界はそれこそ星の数ほどありますが、ポーター的には集中度、成熟状態、国際競争の影響の大きく3つの要素で分類可能です。ここでは概論としてどのような競争のありようが業界を別としてありえるのかを考えていきます。

その上で、近年重要と考えられる成熟業界及び国際競争に巻き込まれた業界について、ピックアップして考えていきます。特に最近の日本の市場におけるあてはまりを意識していきます。

最後にありがちな戦略的意思決定について、垂直統合/キャパシティの拡大/新規参入について考えていきます。近年は何が垂直で何が水平なのかも定義し直さないといけない状況もありますが、ここでは基本的なものに留めます。あくまで古典的な定石を考えます。

経営戦略勉強会のコンテンツ(予定)

  • 2月:アウトライン及び構造分析コンセプトと基本戦略
  • 3月:競合及び買い手とサプライヤの分析
  • 4月:業界分析と競合分析の統合
  • 5月:業界別分析の考え方と典型的な業界のありよう
  • 6月:成熟業界と国際競争に巻き込まれた業界における考え方
  • 7月:主要な戦略判断のタイプ、垂直統合/キャパシティ拡大/新規参入
  • 基本的に第三土曜日の13時〜18時に実施予定です。初回は2/17(土)実施予定です。詳細はお申込みの方にご連絡差し上げます。

    料金は全6回でまとめてのお支払で6万円になります。今回はスカイプでの参加も可能ですが、会場でのご参加でも、スカイプでの参加でも料金は同じとさせていただきます。スカイプ参加の方はFacebookの非公開グループを作成しますので、そこで共有作業等をやっていただこうと思っています。

    実施場所は東京都山手線内の研修施設の予定です。なるべく交通の便の良い場所に致します。なお、会場をお貸しいただけるお申し出は歓迎いたしますので、ご連絡ください。皆様にお会いできることを楽しみにしております。

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